09月07日付 朝日新聞の報道「インスリンが脳の「学習」に関与 東大助教授ら発表」へのコメント:

脳で学習機能が働くには、体内で糖分の消費や貯蔵にかかわるインスリンが欠かせないらしいことを、飯野雄一・東京大助教授(行動遺伝学)らの研究グループが、動物実験で示した。7日付の米医学誌ニューロンで発表した。将来、認知症の治療などに役立つ可能性もあるという。


遺伝子操作でインシュリンを作れなくした線虫は学習機能を失ったらしい。

ホルモン応答については、動物でも植物でも分かっていないことが多い。インシュリンといえば糖尿病患者が注射するように、このように、血糖値の上昇を抑える役割が有名。一つのホルモンの影響がさまざまに存在することも未解明の機能が多い所以だと思う。

認知症の治療に役立って欲しいと思うが、もしこの知識が悪用されたらと思うと、怖いとも感じる。この線虫のようにインシュリン合成遺伝子欠損のノックアウトヒトクローンでも作られたら大変。インシュリンが出来ないと死んでしまうだろう。だから、多くの国でまずそんな事は無いと思うけど、どっかの外国なんかやりそう。

ただ、ヒトの場合に、線虫と同じように学習機能が無くなるor低下するのかどうかはちょっと分からない。倫理に触れない方法で実験するしかないのかも。

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