17日のメモ

"People are always blaming their circumstances for what they are. I don’t believe in circumstances. The people who get on in this world are the people who get up and look for the circumstances they want, and, if they can’t find them, make them.
- George Bernard Shaw"

訳すと、大体こんな意味である。

「人々はいつも現在の自分を、彼らの環境や事情のせいにしている。
私は環境を信じない。
起き上がって自分の求める環境を探し、それが見つからなかったときには自ら望む環境を作り出す人が、この世界で成功を収めることが出来るのだ。」

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cir・cum・stance
━━ n. (普通pl.) 事情, 情況; 事実; (pl.) 環境, 暮し向き; 出来事; 詳細; 儀式; 物々しさ (pomp and 〜 堂々たる威儀).

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ああ、ジョージ・バーナード・ショウになりたい。

今の自分は上の引用の中の最初に出てくる"people"そのものだ。常に今の自分の状態を、周りの環境、自分を取り巻く条件、つまり"circumstances"のせいにしている。

自分の言い逃れ・屁理屈を文章化してみると、大体こうなる(と思いながら打ち込んでいる)。屁理屈で動いているのか私は。

○痩せてかわいい自分じゃないから人前に出れない、自信が無い。
(危険なほど痩せたときも自信は無かったしかわいくなかった、かえって人付き合いを避けるようになっていたのだが。大体かわいい自分でなければ、という考え自体鼻つまみもののナルシズムだ)

○自分の持っている能力は理系ではなく文系の方なのに、理系のフィールドに進んでしまった。だから今十分な力が発揮できずにくすぶっている。
(それでなくても、標準以下の働きしかしてないよ、あんたは。)

○父親が白血病で死んでしまったから、もう高いお金を払って勉学を続けることなんて出来ない。増して、文系の学問をやりなおすこと(文系の大学院に入りなおす、留学する、など)はもう無理だ。
(本気だったらもっと必死なはずだ。アルバイトをして資金を蓄えることだってできるだろう。)

行動できないのを、今まで述べてきたようなもろもろの"circumstances"、つまり環境条件のせいにしている。その大元にあるのはやはり、摂食障害ではないかと思う。もつれた糸の一番もと。

ほぐして見たら私の「痩せ願望」が出てくるような気がする。

こうしていつも自分の考えはぐるぐると回ってしまう。痩せてみんなに愛される自分じゃないとだめだ→病気→悲観・自己憐憫→さらに行動できず→病気から抜け出せない

摂食障害でかわいそうな自分だから、ちゃんと働くことができなくてもいい、自分を見つめて前に進まなくていい、なんて思わない。
思わない、と言いながら、私がここ数年抜け出せないのは心の奥深くでまさにそんな甘えがあるからじゃないか。いや、あるからなのだろう。

文系の学問に興味を持っているなら何か勉強を始めてみればいいじゃないか。−だって摂食障害だし、そのほか大学院のことだってあるし・・・

言い訳、甘え、客観的に見た自分はその塊でしかない。
殴り付けたい。引っ叩きたい。

ジョージ・バーナード・ショウは、

"The people who get on in this world are the people who get up and look for the circumstances they want, and, if they can’t find them, make them."

と言う。
条件や環境が自己の実現にとって思わしくなかった場合、起き上がってそれを探しに行くのだ、そして、見つけられなかったら、望ましい条件・環境を自ら作り出すのだ ― 直前の文章、"I don’t believe in circumstances."

私の今を言うなら、
"relying on circumstances"だろう。

そうであってはいけない。環境や条件に頼っていてはいけない。

いけないというのに体が動かない。
動かさなくちゃいけない。
恥でも厳しく叱られても、その他いろいろの嫌なことがあっても動かなくちゃいけない。

動けと言うのに。何で、どうしてこう思っているのに動けない。
ここでもまた思考の堂々巡りで行動が留守になる。
ほら、ここでもこういう風にバーナード・ショウの言葉を借りるだけで、発展しないじゃないか。ばか。

コメント

淵瀬春秋
淵瀬春秋
2006年10月19日22:44

耳にいたいですね・・・
私はフラフラ、たまに思いつきで研究してますから。
私の上司、管理職Tは「一貫性がないねぇ」と年齢的にギリギリの農学進歩賞の原稿を書くため私の論文を見て愚痴ってました。
研究課題の中でアイデンティティの問題を抱える研究者は多いそうです。そういう世界を見ると、私は何やってんだかな、と思うことは多いです。

ちき
ちき
2006年10月20日6:41

コメントありがとうございます。
研究の世界もオリジナリティの問題は大きいですね。と言っても、私のような人間が言えることじゃないでしょうが・・・。

でも、思いつきの研究とご謙遜なさっていますが、多くの研究はそうですし、素晴らしい研究や技術開発も元をたどれば思いつきである事は多いと思います。勝手なことを言ってすみません…。

自分の問題は、自分で分かっているつもりなのに、一つひとつ潰すように行動できない。難しいです。

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